最終更新: rabi_en_rose 2024年02月02日(金) 04:10:29履歴
サブタイトル | お調子者のトティラス |
登場キャラ | Mr.スマーク、イシカワさん、トティラス、レニジャー、ラビィ、ミズリー |
あらすじ | 仕事が忙しい機関車たちのために、Mr.スマークは新しい機関車・トティラスを連れてきた。 だが彼はふざけた言動が多く、それが原因で送れと混乱が生じてしまい・・・ |
セリフ | ナレーション「ソドー島は冬のまっただ中だ。機関車たちはみな忙しく働き、それぞれの役目を果たしていた。ある日、ラビィがMr.スマークに言った。」 ラビィ「Mr.スマーク、大変恐縮ですが、手伝いの機関車が欲しいです。私たち、ここ最近ずっと働きどおしで・・・🐰💦」 レニジャー「確かに!ボクも毎日郵便が多くて、車軸がギシギシ言ってます。」 Mr.スマーク「そうですねぇ・・・わかりました、ハット卿に相談してみましょう。」 ラビィ「ありがとうございます!🐰」 ナレーション「彼らは新しい機関車が来るのをワクワクしながら待った。ところが・・・」 ???「皆サァン、こおーんにちは〜!」 ラビィ「えっ!?🐰」 レニジャー「キ、キミは!?・・・」 ???「私はトティラス!ハットサァン・・・もとい、ハット卿の命令でキミたちを手伝いに来たのさ!」 ラビィ「そうだったのね!私はラビィよ、よろしくね!🐰」 レニジャー「ボクはレニジャー、郵便や牛乳を配達しているんだ!」 トティラス「なるほど!それじゃあ早速、ボクも郵便配達を手伝おうかな!」 レニジャー「そうかい、それは助かるよ!」 ナレーション「レニジャーは早速、トティラスを郵便局へ案内した。」 郵便局長「いいかい、時間どおりにキッチリ運ぶんだよ。」 トティラス「わかりました、お任せください!」 レニジャー「それじゃあボクが配達のコツを教えるよ。いいかい、まずいちばん遠い所から届けるんだ。そのほうが帰りがラクだからね。」 トティラス「おーんおんおんヒバシィおーんおーん🎶」 レニジャー「って、ちゃんと聞いてるの!?」 トティラス「もちろん聞いてるよ!いちばん遠い所から届けるんでしょ?任せといてよ!」 レニジャー「(ホントに大丈夫かなぁ・・・)それじゃあボクはこっちの町から届けるから、キミはそっちの町から頼むよ。」 ナレーション「2台は分岐点でサヨナラをし、それぞれの町へと向かった。」 トティラス「おーんおんおんヒバシィおーん、おーんおんおんウルジィおーん🎶」 ナレーション「ところが途中、トティラスはレニジャーが教えてくれたことをすっかり忘れてしまった。」 トティラス「あれっ、どこから届ければいいんだっけ?えーっと確か・・・そうだ、いちばん近い所から届けるんだ!」 ナレーター「トティラスはこの先にある農場へと急いだ。」 トティラス「郵便のお届けにまいりました〜!」 農夫「おおご苦労さん、どれどれ・・・っておい、こりゃワシ宛ての手紙じゃないぞ!」 ナレーション「だが農夫が止めるのも聞かず、トティラスはさっさと行ってしまった。」 トティラス「こんにちは!お手紙を届けにまいりました〜!」 女性「どうもありがとう。あら、これ違うじゃない!」 ナレーション「だが、今度もトティラスは話を聞かずに出発してしまった。やがて、彼はすべての郵便物を配達し終えた。届け先を間違えているとも知らずに・・・」 レニジャー「おや、随分早かったね!」 トティラス「キミが私より遅いのさ!」 ナレーション「レニジャーはムッとした。」 トティラス「さぁ、機関庫に帰って寝るとするか!」 レニジャー「えっ、まだ昼前なのにかい?」 トティラス「まぁ、ウソだけど笑」 レニジャー「ふーん()」 ナレーション「2台は機関庫に向け、走り出した。機関庫に着くと1人の駅員がやってきた。」 レニジャー「あっ、イシカワさん!」 イシカワさん「大変レニさん!Mr.スマークの元に苦情の電話が入って、大混乱してるわよ。」 レニジャー「えっ?苦情の電話?」 イシカワさん「レニさん貴方、郵便の配達先を間違えなかったかしら?」 レニジャー「ぼ、ボクは間違えてませんよ!」 イシカワさん「それじゃ・・・そっちの彼かしら?」 トティラス「な、な、なんのことでしょうねぇ?私には何が何だか・・・」 レニジャー「ちなみに苦情はどこから来たんですか?」 イシカワさん「えーっと、農場に、学校に、製粉場に・・・」 レニジャー「それって全部、トティラスさんが届けた場所じゃないか!」 トティラス「ええっ!?そ、そんなぁ!!」 イシカワさん「貴方、ちゃんとレ二さんから届け方を教わらなかったの?」 トティラス「ちゃんと教わりましたよ!いちばん近い場所から届けるって・・・」 レニジャー「逆だよ逆、いちばん遠い場所から届けるんだよ!」 トティラス「な、何てこった!私としたことが、遠いと近いを間違えてしまうなんて!・・・」 イシカワさん「まぁ、まだ初日だし、今回は大目に見るわ。ラビィさんが大急ぎで正しい場所へ届け直しているから、次からは気をつけるのよ。」 トティラス「わかりました、ごめんなさい・・・」 レニジャー「んもう・・・」 ナレーション「次の日の朝。今度はトティラスはラビィの仕事を手伝おうとしていた。動物たちを病院へ連れて行く仕事だった。」 ラビィ「いいですか?動物たちは大きな音や振動が苦手です。静かに、ゆっくり走ることを忘れないでください🐰」 トティラス「わかりました!静かに、ゆっくり走ればいいんですね!」 ナレーション「彼は動物たちが乗った貨車を連結すると、ゆっくりと進みだした。」 トティラス「ンフフ、今日は天気がいいなぁ〜。」 ナレーション「晴れた空を眺めながら、彼は鼻歌を唄いだした。」 トティラス「おーんおん、おーんおん、おーんおんおんおーんおーん🎶」 ナレーション「そのうち彼はだんだん調子づき、大きな声で唄い始めた。スピードが上がり、貨車がガタガタと揺れだした。」 ヒツジ「ふんふん!🐑💦」 シカA「おろおろ🦌💦」 シカB「せんべい!🦌🍘」 ヤギ「ふわぁ〜🐐💦」 ナレーション「動物たちはみなビックリして、貨車から逃げだしてしまった。」 トティラス「さあ病院に着いたぞ!動物さんたち、出ておいで〜!」 ナレーション「だが貨車の中がカラッポなのに気づき、獣医はひどく驚いた。」 獣医「ど、どうしたんだ!?動物が1匹もいないじゃないか!」 ナレーション「だがトティラスはそれを聞かず、さっさと行ってしまった。」 |
最新コメント