ジェフリーとゆうめいなはいゆう

ある日、機関士が言った。
「ジェフリー、今日はお前にとって、最高の1日になるかもしれないぞ。」
ジェフリー「何故です?」
「それはな、有名な俳優が、映画の撮影に来るからだよ。彼らをロケ地に運ぶ仕事をジェフリー、お前が任されたというわけだ!」
ジェフリー「わざわざ、こんなへんぴな場所で撮影だなんてしなくてもいいのに…。」
「何を言っている。有名な俳優さんがここの場所で撮影をする事でファンがたくさん、ロケ地巡礼に来るかもしれないじゃないか!そしたら、お前も忙しくなるんだぞ。」
ジェフリー「はぁ…。」
「それにだ、私は、あの俳優の大ファンなんだ!。局長から俳優さんの名前を聞いた時は心臓が止まりそうになった。あの俳優の出演している映画は全て観たし、DVDだって持っている。」
ジェフリー「そうなんですか。」
「そうだ。おっ、もう始発の時間だ!ジェフリー、行くぞ!」
駅には俳優と撮影の関係者が機材や小道具を持って、ジェフリーが来るのを待っていた。
ジェフリー「どうも…ジェフリーの到着ですぞ!」
「君が僕らをロケ地に運んでくれる機関車かい?真っ赤なボディが眩しいね!」
ジェフリー「はあ…それは、どうも。」
「あの…。」
「あなたは彼の機関士さんかい?」
「はい!私、あなたの大ファンなんです!映画も全て観ました!DVDも持ってますよ!」
「ほぉ…それで?僕になんの用だい?」
「あの…サインくれますか?」
「あ〜サインね。本当は僕、サインなんてもの面倒だから書かないんだけど、書いてあげるよ。色紙かなんかある?」
「じゃぁ…これにサインお願いします。」
「はいはい。」
「ありがとうございます。一生の宝にします!」

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