サブタイトルレニジャーの郵便配達
登場キャラMr.スマークサモハンレニジャーラビィカイグンミズリー
あらすじレニジャーがMr.スマークの鉄道に配属されて、最初の郵便配達をすることになった。
レニジャーは昔、緑色の小さな6号機関車から教わった方法で郵便配達をするが、ミズリーのイタズラで配達先を間違えてしまう
台詞ナレーション「レニジャーはMr.スマークの鉄道で働く機関車だ。小柄だがとてもよく働き、仲間からの信頼も厚い。ある朝のこと、Mr.スマークが彼に仕事を頼みに来た。」
Mr.スマーク「レニジャーさん、今日から貴方に特別な仕事をお願いしましょう。」
レニジャー「特別な仕事ですか?」
Mr.スマーク「ええ。郵便配達をしてもらえますか?」
ナレーション「レニジャーはワクワクした。郵便配達をするのは初めてだった。」
レニジャー「お任せください!」
ナレーション「レニジャーは大喜びで郵便局へと向かった。たくさんの手紙や小包みが貨車に積み込まれていた。」
郵便局長「おはようレニジャーくん、キミのような役に立つ機関車に会えてとても嬉しいよ。」
レニジャー「ありがとうございます、時間どおりに届けるように頑張ります!」
ナレーション「その時レニジャーは、かつて緑色の小さな6号機関車から聞いた話を思い出した。」
レニジャー「確か彼は、いちばん遠い所から先に届けるようにしてるって言ってたよな・・・よし、ボクもそうしよう!」
ナレーション「レニジャーはまず、町外れの村へと向かうことにした。その途中、彼はミズリーに出会った。」
ミズリー「おや、レニジャーさん。そんなに急いでどこに行くんだい?」
レニジャー「郵便配達ですよ。こんなやり甲斐のある仕事を任せられるなんて、ホント嬉しいです!」
ミズリー「ほほぉ、郵便配達ねぇ〜。それは良いことだ、頑張ってくれよ!」
レニジャー「はい、頑張ります!」
ナレーション「レニジャーが通り過ぎるのを見届けると、ミズリーはニヤリと笑った。」
ミズリー「わんわんさん、出番ですよ。」
ナレーション「すると陰から、ミズリーにそっくりな蒸気機関車が現れた。」
わんわん「ミズリーさん、お呼びですか?」
ナレーション「ミズリーはわんわんに小声で囁いた。」
ミズリー「この先のポイントを切り替えてもらえますか?混乱と遅れを招いてやりましょう。」
わんわん「それは面白そうですね!分かりました!」
ナレーション「わんわんは黒い煙を吐きながら、ゴロゴロと走りだした。」
ミズリー「・・・・・・」ニヤッ
ナレーション「わんわんは分岐点に来ると、ポイントを切り替えるよう信号手に伝えた。」
ミズリー「ヘヘッ、これでレニジャーさんは配達先を間違えるはずです。」
ナレーション「しばらくして、レニジャーが分岐点に差しかかった。」
レニジャー「へへっ、もうすぐ村に着くぞ!急げや急げぇ〜!」
ナレーション「ところが妙なことに、いくら走っても村に着かない。」
レニジャー「あれれっ、おかしいぞ?」
ナレーション「その時、彼は恐ろしい光景に遭遇した。」
レニジャー「うわあああっ!!」
ナレーション「客車を牽いたカイグンが、こちらへと向かって来たのだ。」
カイグン「うわあああああっ!!レニジャーさん、危なぁぁぁぁいっ!!!」
レニジャー「止まらなくちゃっ!!」
ナレーション「2台は必死にブレーキを掛け、衝突を避けようとした。」
レニジャー「はぁっ、はぁっ・・・と、止まった!!・・・」
カイグン「レニジャーさん、大丈夫ですか!?」
レニジャー「は、はい。大丈夫です・・・カイグンさんも無事で良かったです。」
カイグン「でも何故、レニジャーさんがこの線路に?」
レニジャー「どうやらポイントが切り替わっていたようで・・・」
カイグン「それはおかしいですね。今日は私が客車を牽くために、終日ポイントは切り替わらないハズですが・・・」
レニジャー「ええ、そうなんですか!いっけな〜い!遅刻遅刻早く配達しないと!」
ナレーション「ちょうどそこへ、Mr.スマークがケンケンに乗って現れた。」
Mr.スマーク「話は聞きましたよ、2台とも無事で何よりです。」
レニジャー「Mr.スマークさん・・・ごめんなさい。」
Mr.スマーク「いいえ、レニジャーさんは全然悪くありませんよ。信号所のそばでコレを拾いました。」
ナレーション「Mr.スマークはレニジャーに何かを見せた。」
レニジャー「コレは・・・ワモンゴキブリの死骸!?」
カイグン「ということは、犯人は!・・・」
レニジャー「ミズリーさん・・・ですね?」
Mr.スマーク「いえ、これはわんわんさんの仕業です。」
レニジャー「わんわんさん?」
カイグン「わんわんさんって誰ですか?」
Mr.スマーク「わんわんさんはほとんど姿を現さないので知らないのも無理ありません。ミズリーさんの兄弟機の1台で、見た目も性格もミズリーさんにそっくりなんです。」
カイグン「それは、厄介ですねぇ!」
レニジャー「まるで、どこかの黄色い双子みたいだ!」
Mr.スマーク「まったくそのとおりですね、彼らのイタズラには私もほとほと困ったものです。」
ナレーション「ちょうどそこへ、ラビィが通りかかった。」
ラビィ「皆さんこんにちは!どうされましたか?🐰」
レニジャー「あっ、ラビィさん。じつは・・・」
ナレーション「レニジャーはワケを話した。」
ラビィ「なるほど、それはお気の毒に・・・わかりました、私も配達を手伝います!🐰」
レニジャー「良いんですか、ありがとうございます!」
ラビィ「どういたしまして!そのほうが、早く終わりますからね!🐰」
サモハン「すめくさん、今日もライブ楽しみにしてますね(^^)」
ナレーション「ラビィの機関室からサモハンがひょっこりと顔を出した。」
Mr.スマーク「分かってますよ。夜10時から12時の間に始めますね。」
レニジャー「よし、じゃあそれまでに配達を済ませるぞ!」
ラビィ「それでは行きましょう!🐰」
ナレーション「2台は力を合わせ、せっせと配達した。おかげで日が沈む前にすべての荷物を届け終えた。」
レニジャー「ラビィさん、ありがとうございました!」
ラビィ「いえいえ、どういたしまして!仲間として当然のことをしたまでです!🐰」
サモハン「ラビィさんはとても役に立つメスですね、すめくさんです(^^)」
ミズリー「今日は大変だったみたいですねワモンレニジャーさん。」
ナレーション「そこへ仕事を終えたミズリーが走ってきた。」
ラビィ「あっ、ミズリーさん!🐰」
レニジャー「何を言ってるんですか、貴方の兄弟のせいじゃないですか!」
ミズリー「・・・??なんのことです?」
ナレーション「ミズリーは涼しい顔でそっぽを向いた。」
レニジャー「とぼけたってムダですよ、わんわんという機関車がポイントを切り替えたせいで、ボクはカイグンさんと衝突しそうになったんですからね!」
ミズリー「変だなぁ〜、ボクには兄弟なんて1台もいませんよ?」
Mr.スマーク「じゃあ、これはなんですか?」
ナレーション「Mr.スマークはミズリーにワモンゴキブリの死骸を見せた。」
ミズリー「そ、それは・・・っ!」
レニジャー「そろそろ白状したらどうなんですか?」
ミズリー「・・・あっ、ボクそろそろゴーストオブ対馬の配信があるので帰ります〜!!」
ナレーション「言うが早いか、ミズリーは一目散に逃げだした。」
ラビィ「あっ!待ちなさいよ!🐰」
Mr.スマーク「やれやれ、彼にも困ったものです・・・」
サモハン「まぁいいじゃないですか、ボクの隣に住んでるオタクに比べたらまだまだマシですよ(^^)それよりすめくさん、早くライブ始めましょうよ」
Mr.スマーク「そうですね。デドバイでよろしいですか?」
レニジャー「わかりました!そうだ、またいつかグラセフの配信も見たいです!」
Mr.スマーク「いいですよ、ダウンロードが終わったら配信しますので、楽しみに待っててくださいね。」
ナレーション「こうして機関車たちは夜の楽しみである、Mr.スマークのゲーム配信を心ゆくまで楽しんだ。」

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